アタリの付け方

アタリの付け方とは言っても、ホント適当に体のバランス取るだけなのであまり言う事なんてのはありません(笑)。本屋で「女の子の描き方」みたいな本読んだ方がいいです。 あーいや待て、「女の子の描き方」みたいな本よりも、人体図鑑とかのほうが参考になりますマジで。アタリを取るってのはつまり、人間の体の構造がわかっていれば それだけ取りやすいモンです。骨格とか筋肉の付き方とかが理屈じゃなく直感でわかっていればシメたモノ♪
・・・なんて口では言ってますが、田倉本人がそうだとは言ってませんけどね(苦笑)。 せいぜい僕が気をつけてることは、関節の付き方とか、手の長さくらいです。



顔のパーツの位置を決めるのに「十字」を切ります。顔の中央ラインに鼻と、顎の頂点が来て、垂直に引いた目のラインの延長線上に耳の位置が来ます。 顔がどんな風に向いても決してこの位置はずれる事はありません。当たり前ですね。高校の頃の美術の講師の受け売りでした(笑)。



体の形作りでわりかし難しいとされる手も、パーツ毎に考えればそれっぽく描く事は可能。掌を一枚のパーツで考えがちだけど、図のように 掌も大体3枚のパーツで構成されてますです。親指側のパーツから親指が、上のパーツから4本の指が生えてるとわかれば、なんとなく描けるモンです(笑)。



後もう一つ、掌と同様によく質問されたのが「肩の付き方」。これも人間の体の構造がわかっていれば難しくはないっス。簡単に言うと、肩の付き方がわからない人の場合は 「鎖骨」の事を考えてないパターンが多いですね。図のように鎖骨の流れに沿って腕を生やせば結構自然に見えます。

あと、どうでもいい事ですが、腕を上に上げるような構図の場合、自分で腕を上げてみればわかりますが、横から腕を上げた場合と前から腕を回してあげた場合では、 上がるまでの骨の動作が違うのがわかります。 本当に小さな事ですけど、この時の鎖骨と肩甲骨、そして腕の骨の動きをなんとなく知っているだけで腕を上げた絵を描くときに結構違うものですヨ。そう言うのを調べるなら「人体図鑑の方がイイ」と思います。

Masahiro Takura PReSEnt's AduLT PAGe